ニコラとクルミ
2013/06/02
英語の教科書にアメリカのペット事情についての記述がありました。読んでみると、ペットの犬に話しかける、美容院に連れて行く、高価なドッグフードを与えるなど、日本でも当たり前になっている話で新鮮味がありません。確かに子供のころ飼っていた犬は、一日中庭の短い鎖につながれ、朝夕の散歩以外ではほとんどその存在を気に留めることもありませんでした。餌といえば人間の食べ残しでした。
現在我が家には犬のニコラ(ボーダーコリー)と猫のクルミ(猫種不明)が家の中で仲良く暮らしています。エサ皿は別々ですが、水は洗面所に置いてあるカップを共同で使っています。水を入れ替えた時などはしっかりマナーを守って相手が飲み終わるのを少し後ろで座って待っています。
猫を飼い始めてからしばらくしたころ、エサ皿に異変を発見しました。餌をドライフーズに変えたばかりの頃です。魚や牛肉・チーズのミックスで生後1年以内の猫用ということでしたが、なぜかいつもチーズだけがエサ皿に残っているのです。「好き嫌いとはナマイキな!」とは思いつつ相手は子猫。でも捨てるのはもったいないのでニコラの餌に混ぜてあげることにしました。見た目の変化に喜んだニコラでしたが2口食べると無言で水場に走っていきました。
何がそんなにいけないのか、とりあえず誰かが食べてみるべきだということで家族の意見は一致しています。が、そこまでです。
娘や息子は成長し、数年以内に我が家から巣立っていくでしょう。そしてペットたちが残ります。ただ、愛するペットたちが先に逝く。その覚悟が飼い主が負うべき大きな責任の1つなのでしょうね。