Shin塾
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伝わらない想い

伝わらない想い

2013/06/07

 先日家族が猫のクルミに首輪をプレゼントしました。子猫ですし家猫ですのでこれまでは必要なかろうということだったのですが、クルミは成長し、あのころの愛らしさも失われていっております。ここはひとつ鈴の付いたかわいい首輪で失われたもののいくばくかでも取り戻せるのではないかと、そうした魂胆が禍したのか、散々なことになっていました。

 首もとで鳴る鈴の音に驚いたのか恐怖したのか、その音から逃れようとクルミは部屋中を走り回り、止まることがありません。走り続けるのでした。タイヤの宣伝なら喜ばれそうですが、まだ生まれて1年もたっていない子猫です。これ以上は危険ではないかと思ったその時、ソファーの裏で粗相をしています(緊張感のないヤツ)。首輪を外してあげようと思うのですが、捕まえようとしても興奮した子猫は手が付けられません。

 何とか捕獲に成功し、首輪を外されたクルミは体温が異常に高く、ぐったりしています。その日は1日食欲もなく、家族が読んでいる新聞や文庫本への攻撃も一切ありませんでした。

 部屋の隅にうずくまる彼女は虐待を受けたと思い込んでいるはずです。その理不尽な仕打ちにどれほど心を痛めていることでしょう。ただし首輪をつけたのは私ではありません。念のため…(う~ん、卑怯なセリフだね)


 相手に良かれと思ってした行動が全くの迷惑でしかなかったり、また時として悪意にとられたりと、人間関係とは難しいものです。だから独りよがりな生き方を選んでいます。相手にどう受け止められようと、迷惑になろうと関係ない。自分がそうしたいからそうしているだけだと。少しさみしいけれど、傷つかずに済む・・・

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