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風情(ふぜい)

風情(ふぜい)

2014/09/09

 昨日9月8日は中秋の名月。仕事をしながら久しぶりに晴れた夜空を見上げていた。

 「よし、これなら今夜はお月見だ」と独りでほくそ笑み、ココロも12センチほどフワリ。10時半に仕事を終え、帰宅。愛犬の散歩に出かけて空と月の様子をチェック。「おお!雲もほとんどなく絶好のお月見夜空ではないか。」 しかし、月が高すぎる。あんなところにお月様があっては、月を眺めながらお酒を飲むのは首に負担がかかりすぎる。ビールの一気飲みでもここまで首に大きな負担をかけないのではなかろうか。

 「なるほど、だからこそ庭に池なのか」と、一人合点した。池に映る月を見ながら一杯。昔の貴族の風流だね。もちろん我が家の庭に池などありはしないので、盥(たらい)に映る月で飲む。「よし、これでいい」が、やっぱりもちろん我が家に盥はない。そうなるとプラスチックの風呂桶か・・・ダメだな。

 あきらめかけた時に思い出したのが“ぐい呑み”。酒に映る月もろともぐいっと。しかし我が家に日本酒はない。缶ビールではスタートからだめだし、グラスに注いでも何も映らん。焼酎やジンでそんな呑み方をする勇気はない。

 そんなことを考えているうちに帰り着いた。しかしきれいなお月様だね。「そうだ、ベットから月を眺めながら眠るのもいいじゃないか。」楽しみを持ち帰り帰宅。風呂に入り、お酒をちびちびやりながら読みかけの小説にはまり込む。

 眠気を感じて時計を見ると2時過ぎている。寝室に入りベットに倒れこむ。お月様は、あらら西のほうに低い。「あ、そりゃそーだよな」しかし南向きの窓からでは眺めながら見るのは少し難しい。

 今夜9月9日はスーパームーン。今夜こそはその風情を楽しみたいものです。

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