挑む者たちへ 2015
2015/01/14
今住んでいる自宅に引っ越した時に植えた庭の樫の木を伐りました。地面から15センチの切り株だけを残して、ばっさりと切ってもらいました。鯉のぼりじゃあるまいし、屋根より高くなってはさすがにご近所さんに迷惑です。かといって自分で手入れする余裕もなく、伐採という結論になりました。10年以上そこに在った木ですから、無くなってしまうと何か物足りません。
でも15年後には、いやもしかしたら10年後に、樫の木は先日までの姿そのままでまたそこに悠然と立っているはずです。その時は、今度こそは伐採するのではなく、少しずつ手入れしながら一緒に年を重ねていきたいものです。
根元だけを残した切ってしまったものがまた元の姿になるなんて思えないかもしれません。でも樫の木は必ず必ず、より雄々しくその姿を取り戻します。なぜわかるのか、
何度もスタートラインに戻りながら、私達は今こうしてここにいます。
挑む者たちよ。 その先にスタートラインはあります。