Shin塾
お問い合わせはこちら

単細胞の民間治療

単細胞の民間治療

2017/03/22

 風邪をひいてしまいました。言い訳をさせていただければ、飼い猫の「コムギ」が原因なのであり、私の不摂生によるものではありません。ヤツは寒い夜などは私の掛布団の上で眠るのですが、夜中に起こすととても厄介な存在になるのです。ヤツはその寝る位置と姿勢が決まるまで私の布団の上を歩き回るのです。悪くすると私のお腹の真上にそのポジションをとります。それでは私が眠れないのでヤツの位置を体の横へとずらします。するとヤツは何が気に入らないのか、布団から降りて寝室を出ていってしまいます。(私が悪いのか。)
 そういうわけでその日は、少し寒いなとは思いつつも、布団の上で丸くなっているヤツを起こさないように、ややはだけた布団をそのままに朝を迎えたのでした。
 「風邪ひいたかな?」とは思いながらも仕事は休めません。「もし風邪だとしても、今夜薬を飲んで大汗かけば一晩で完治」という手荒な民間療法がありますので心配していませんでした。しかもその日は昼過ぎに仕事が終わったので、「サウナで汗をかいてしまえばいいじゃないか」というやや奇天烈な発想でいざ銭湯へ出かけたのでした。サウナで体は温まります。何も体内の抗体に手間を取らせて体温を上げる必要はないのです。これでいいじゃん。さて、サウナ室の後はお楽しみの水風呂です…が、私だってわかっています。これはやめたほうがいい。水風呂を素通りして41度の浴槽へ入ります。だけどこれがなんとも納得いきません。う~ん、ともかく体を拭いて再度サウナ室へ入ります。違和感があります。何がどうというわけではないのですが、やはりサウナの後は水風呂ですよね。火照った体をしっかり冷やしてもう一度サウナ室へ飛び込むのが正しいサウナの入り方でしょう。
 もちろん、やっぱりこれがまずかった。水風呂でしっかり冷やした体はサウナ室に戻ってもなんだか寒い。サウナ室をあきらめて暖かい浴槽に入っても芯まで温まりません。
            「これはまずい なんだか気分も悪くなってきた。」
入浴後の100%オレンジジュース一気飲みのイベントも今回は中止して自宅に戻ることにしました。やれやれ。では、薬を飲んで布団の中でいつものやつをやりますか。
ポカリスエットをがぶ飲みしながら、洗濯機2杯分の洗濯物と、汗をたっぷり吸いこんだベタベタの毛布のわが身をいとわぬ活躍のおかげで、翌朝は何とか仕事ができる体調に戻っていました。
 さて今回の教訓ですが、「風邪の治療にサウナは役に立たないし、水風呂に入るのは絶対やめたほうがいい」と、いうことです。
 何事もとりあえずやってみると身に染みてよくわかります。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。