どっちが先かと言われても…
2018/05/26
もがいて、苦しんで、上手くいかなくて、それでもまだぶつかって。高校時代、柔道部の主将として全国大会を目指していたけど、負けてばっかりでした。それでも、それだからこそやっとそこにいられた。
高校を卒業し柔道から離れても、同じことを繰り返しながら生きてきた。でもそれだからこそやっとここにいる。
けれど最近は年齢のせいだろうか。ぶつかることが億劫になってきた。毎日が無事に過ぎていくことに感謝している自分にふと気づく。そんな中、5月にテレビで立て続けに3人の男たちを見た。
アルピニストの野口健さんがこんな話をしていた。
「雪山登山に不安はつきものです。でも不安を感じないときが一番怖い。そんなときはわざわざ不安要素を探すんです。」「無理なチャレンジはしてはいけない。でもプロのアルピニストはスポンサーとの契約もあるので、やはりある程度の無理は乗り越えなければならないんです。」
サッカー選手の本田圭佑さんはこんな話をした。
「自分は世界一のサッカープレーヤーになれると思っていた、でもイタリアで打ちのめされその夢は消えた。それでも自分はまだまだ上達できる。」プロフェッショナルとは何かと問われた時彼は、「本田圭佑だ。」と答えた。
歌手の西城秀樹さんは、もう一度ステージで踊るために、見てくれる人たちに勇気を届けるためにその後半生を生きた。
「好奇心がある限り、青春なんだ。」と語った。
彼らは闘うことをやめない。流されて進むのではなく、掻き分けて進むことを選んだ男たちがその生き様を語るときのまなざしは凄みを帯びていた。
よ~し俺だって。
でもその前に、明日の昼ご飯を決めなければ…