タイムスリップ
2019/06/22
誰かの(小田和正だったかな)歌のフレーズに「人は、1回だけ生まれてくる」という言葉があります。前世や生まれ変わりは信じていないので、何ら反論はありません。「たった一度の人生」なんてフレーズもどこかにありました、これにも激しく同意するところです。
中学生、高校生の皆さんは期末テストが終わった頃だと思います。(これからの学校もあります)。結果はともかく、後悔はありませんか?「もっとしっかりやっておけば…」なんて思っていませんか。こんな時、「終わったことは仕方がない、この次は頑張ろう」なんて、前向きに考えることはとても良い事です。だけど忘れていけないこともあります。やり直すことはできない、たった一回きりのテストだったということです。定期テストは1年に5~6回、毎年あるのでどうしても何回かあるうちの1回という気分になってしまいがちです。人生でたった一度のこのテストです。一回一回、後悔のない準備をしましょう。
しかしその一方で、「人生何度でもやり直せる」のも真実です。「次がある」という言葉も重いです。何度でもチャレンジできる人生でありたいし、それを受け入れてくれる社会であってほしいとも思います。
大人たちはよくこんなことを考えます。「もう一度あの頃に戻ってやり直したい」と。タイムスリップと言われる奇跡が起きないかと。だがそんなことあるわけないともわかっています。だけど、だけどもしそんな奇跡が、今、君たちに起きているのだとしたら、今、君達が歩んでいる日々がタイムスリップした、やり直しの人生だとしたら。勉強から距離を置いてしまい後悔したあの人生をもう一度繰り返してはいけません。
学生の皆さんだけではありません。先生のこの人生だって、タイムスリップしたやり直しの人生かもしれないのです。「このままだと後悔するだろうな」と思ったら、ためらわずに何かを変えてみようと行動します。もしかしたらもっと悪いことになるかもしれません。だけどね、何もしなかったことを後悔する人生だけは(二度と?)送りたくないのです。