はじめ半分 その3
2020/03/18
ではこれから、~は・~する・~に(を)の形について説明しますね。と言ってもこの場合の動詞(“Be動詞”に対して“一般動詞”と呼ばれます)についての説明は皆さんが普段使っているテキストとほとんど変わりません。だからここではちょっとした考え方のコツをお話ししますね。一般動詞で時々中学生たちをこまらせるのがいわゆる「三・単・現」と呼ばれるものです。主語が3人称・単数で現在形の文章では一般動詞(と一部の助動詞)の形を少し変えなければいけません。like は likes のように動詞の語尾に“s”(または“es”)をつけます。ここにもちょっと面倒なルールがあるのでそれもテキストなどでしっかり練習しておきましょう。さらに、have → has 、do → does です。ところで“Be動詞”でも同じお話がありましたね。主語が3人称・単数で現在形の文章では“is”を使いました。has, does, likes, そして is 。そう、is を使うときの主語と、has, does を使うときの主語は同じなのです。そして発音が~ズ(ス)になることも共通しています。声に出して勉強すると音のパターンでも文法が身につきます。
ここまで説明してきた、Be動詞を使う文章「~は・=・~です」と一般動詞を使う文章「~は・~する・~に(を)」の区別。それからこの語順を頑なに守ること。それができてしまえば「はじめの一歩」は完了です。英語の勉強ももう道半ばまで来ました。あとはこの2つをどう組み合わせて複雑な英文にしていくかの勉強です。それもそれほど複雑なものではありません。ただ、英語というのは単純な構造の言語であるだけに例外がやたらと多い。そのあたりが受験英語を難しくしているわけなのですが、会話ではそんなややこしいことはなるべく考えないことですね。
さて、小中学生で英語の勉強を始めたばかりの皆さんはこれから半年ほどかけて、学校の英語学習に加えてここまでお話ししたはじめの一歩をテキストや問題集などを利用して繰り返し繰り返し練習して下さい。英語上達のカギはズバリここです。
次回は『副詞』と呼ばれる修飾語句について語ってみたいと思います。