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副詞を読む

副詞を読む

2020/03/19

今回は副詞と呼ばれる説明語句のお話です。「説明語句」とはいわゆる「修飾語」のことですが、皆さんも日本語で作文する時、

「①いつ、②どこで、③誰が、④何を、⑤どんなふうに、⑥どうする」

のように書きますよね。英語ではこれを、

「③誰が、⑥どうする、④何を、⑤どんなふうに、②どこで、①いつ」

の語順で書きます。日本語の場合、①~⑥をかなり大胆に入れ替えても意味はあまり変わりませんが、英語では特に「③誰が、⑥どうする、④何を」の順番は確実に守られなければなりません。それは前回までにお話しした「~は・~する・~を」の語順です。もちろんこれも例によって例外だらけのケースバイケースなのですが、とにかくここではシンプルにお話を進めていきます。その他説明語句としては、⑦何のために、⑧何をしながら、といった言葉も入るでしょう。

これら「⑤どんなふうに(様態)、⑦何のために(目的)、⑧何をしながら(付帯状況)、②どこで(場所)、①いつ(時)」を説明する部分がそれぞれ「副詞」と呼ばれるわけです。副詞はほかにも、⑨(結果)、⑩(理由)⑪(原因)、などなども説明します。その数は実に様々、書いていたらきりがありません。

少し例文を読んでみましょう。はじめの一歩でお話しした基本的な英文に「副詞」を加えています。

1I study English (in the library). 「図書館で」(場所)

2) Mike (sometimes) goes (to school) (by bike). 「時々」(頻度)、「学校へ」(到着)、「自転車で」(手段)

3) My father is (very) busy (today). 「とても」(程度)、「今日」(時)

このように副詞を置く場所は様々ですが、それらを除いた「はじめの一歩の基本形」はしっかりと語順が守られていることにも注目してください。そしてこれら一つ一つの副詞が何を説明しているのかを丁寧に拾いながら英文を読むことを心がけてみてください。慣れていけば、英文を左から右に読み進める日本語訳をしない読解法へつながります。

今回はやや小難しいお話になってしまいました。だから理屈より実践です。お手元の英文で副詞を探し、何が説明されているのか考えてみましょう。その際、[ it, at, to, till ]などの「前置詞」が気になりますが今はまず無視して下さい。何が説明されているのかがわかればそれで英文は読めます。もちろん、すべてが前置詞を無視して読めるわけではありませんが、それはおいおい学んでいきましょう。

 

次回は「疑問詞を使う疑問文」のお話です。

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