疑問詞を使った疑問文のお話
2020/03/25
では、疑問詞を使った疑問文のお話です。これもしっかり説明してしまうと果てしなく難しくなるので、わかりやすいところから行けるところまで行きたいと思います。
以前、「副詞を読む」の稿で説明したことと重なりますが、日本語も英語も言いたいことを一定の順序で述べていくという点では同じです。英語では、「③誰が、⑥どうする、④何を、⑤どんなふうに、②どこで、①いつ」の順番でしたね。
そして相手に何かを質問したいとき、疑問詞を使った疑問文ではまず、知りたいことを疑問詞にしてとにかくその疑問を相手にぶつけます。「Where?(どこ?)」。出川哲郎さんならこの単語ひとつでアメリカを縦断できるかもしれません。が、一般人の私たちは何が知りたいのかもう少し明らかにする必要があります。
①Where do they practice soccer on Sundays?
(彼らは日曜日にどこでサッカーの練習をしているの?)
②When do they practice soccer at Ichinomiya Park?
(一宮公園で彼らはいつサッカーの練習をしているの?)
③What do they practice at Ichinomiya Park on Sundays?
(一宮公園で日曜日に彼らは何を練習しているの?)
元になる肯定文は、
They practice soccer at Ichinomiya Park on Sundays.
これをYes-No 疑問文にすると、
Do they practice soccer at Ichinomiya Park on Sundays?
疑問詞を使う場合は
on Sunday は時を表しているから、whenに
at Ichinomiya Park は場所を表しているからwhere に
soccer は「~を」の部分だから what に
それぞれ書き換えて文等に移動させます。あとは一切変えません。
「はじめの一歩」、Be動詞を使う文章「~は・=・~です」と一般動詞を使う文章「~は・~する・~に(を)」の区別。そしてこの語順を頑なに守ること。それができていれば、このステージはやすやすとクリアできるはずです。そしてこの同じスキルで関係副詞(高校1年生の秋ごろに習います)も瞬時にクリアできます。
次回からは「形容詞」についてお話していきたいと思います。