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英語で金言・名言を読む

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2022/09/09

It isn't enough to love people because they're good to you, or because in some way or other you're going to get something by it. We have to love because we love loving.

                                                                                                                                                         John Galsworthy

 

Shiny訳)誰かを愛し、慈しむこと。それはとても大切なことだけれど私たちにはもっと大切なことがあるはず。いいかい、あなたが愛した人たちはあなたにとてもよくしてくれるだろうし、そしてまた誰かを愛することはいずれ何らかの形で私たちに価値のあるギフトを届けてくれるだろう。そう、だからさ。

私たちは「愛すること」そのものを、ただただ心から求めなければいけないのだよ。

 

初めの ‘it’ は形式主語ですね。そこに ‘because’ から始まる理由を表す副詞節が続きます。それも、等位接続詞 ‘or’ を挟んで2つ並べられています。ただ、この副詞節が “isn’t enough” にかかるのか “love people” にかかるのかで解釈が大きく違ってきますが今回は前者で正解でよいでしょう。

 

 

『見返りを一切求めないこと、それこそが愛の本質です。意図してのことであろうとなかろうと、見返りを受け取ってしまった時点でその愛はかすみ、純粋なものではなくなるのです。』

 

書きながらなんとも気恥ずかしい。思わずカギカッコをつけて誰かほかの人の言葉にしてしましました。そもそも小生のブログで「愛」などという言葉を持ち出すことに無理があるのですが、理由あってのことなのでこのまま続けますね。

さて、学生の皆さんがまず第一に見返りを求めるとしたら、(アルバイト代…ではありませんよね)、勉強した結果ではないでしょうか。テストの点数や偏差値、成績表での評価、それから忘れてはいけませんね、入試の合格通知です。では、そうした見返りや結果を求めない勉強はあり得るのでしょうか。小生は「アリ」だと思います。でも生徒さんたちとそんな話しているとよく、「そんな意味のない(受験に関係ない)こと知って何処で使うん?」なんてことを言われます。確かに受験には全く関係のないことかもしれません。「知っている」と、ただそれだけのことです。以前この稿で「努力は贅沢だ」と書きました。そう、むしろ本当の勉強とは成績や受験や金儲けのためのものではない、と思うのです。成績や合格やお金儲けはあくまで勉強の-結果-であり、-目的-ではありません。そこは「愛」とはちょっと違いますね。何かを目的とした「愛」を認めたくはありません。それが「愛」が導く結果であっても受け入れ難さをぬぐえません。でも勉強の結果はそのまま受容できます。よくても悪くてもそれは単なる客観的な事実でしかないのですから。

こんな話を学習塾の経営者がしているとさぞかし無責任に聞こえるかもしれません。実際にはそれぞれの受験のために傾向と対策が研究され、学習する教科も内容までもそれに合わせて取捨選択されています。明確な目的を持った勉強であり、それを、その価値を否定する気は毛頭ありません。でも最後に一つだけ言わせてください。Shin塾は英語の指導が中心の学習塾ですが、実用英語検定試験の対策授業は特別のお申し出がない限り行っていません。英検の受験を生徒さんにお勧めすることもありません(生徒さんによっては準1級の受験を勧めることもあります)。つまり英検合格を-目的-とはしていないのです。英米の大学の授業にある日突然放り込まれても何とか授業についていける英語力を身に着けていただくのがこの塾のコンセプトです。そして当然ですが、しっかりした英語力を身に着けていただければ英検でもTOEICでもTEAPでも受験の-結果-は目標達成です。

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