英語で金言・名言を読む
2023/04/20
We are what we pretend to be, so we must be careful about what we pretend to be.
Kurt Vonnegut, Mother Night
Shin訳) 自分っていったい何者なんだろうかって。それは、君自身がそうなろうと思っているものそのものなのさ。だから、何になるのかは慎重に選ばなきゃね。
人生100年時代、平成生まれの人の半分以上が100歳まで生きることを想定されているのだから、人生の区分も変わってくる。何歳までが子供で何歳までが若者で、何歳までが壮年で、何歳からが老年期なのか。「若い」と言われる時期はだんだん長くなり、社会人として取得しておかなければならない知識、技術(特にデジタル技術)の量は手に負えないほどになってきている。その必然として「40・50は鼻たれ小僧」と呼ばれる時代がもうすぐやってくる。
人によっては10代のころから、場合によっては60歳になってから、自分探しの旅が始まる。自分はいったい何者なのかと。
それでは小生はいったい何者なのだろう。「イベント屋」、これは失敗した。「飲食店の店長」、これも失敗した。「工事現場の資材運搬係」、これはちょっと合わなかった。「夫」、失敗した。「父親」、う~ん、うまくいっていないな。「教師」、はい、おそらくこれなんだろうな。だけど正直に言えば、自分が本当に教師にふさわしいのかなんて、そんなことはまだよくわからない。ただ、その役割を担うものとして、ただただ上手く振舞っていくだけだ。その一挙手一投足が小生を理想の教師に近づけてくれる。いつか、周囲が小生を「教師」として認めてくれるだろうし、小生自身が「教師」であることに誇りを持てるはずだ。と、信じている。
何者であろうとするか選ぶとき、慎重に考えなきゃいけない。でも、間違ったっていい。やり直せばいいんだから。若いうちは何度でもやり直せる。だけど、若いうちって何歳までだろう?